【コラム・柔整/鍼灸マッサージ】保険証の枝番について
令和3年4月頃より、医療機関や薬局の窓口等で、患者の資格情報等をオンラインで確認できる仕組みが始まっています。
今のところ整骨院や鍼灸院マッサージ院は対象外ですが、この仕組みに伴って保険証の記載内容が変わってきているのでご案内します。
記号/番号以外に、枝番が記載
今までの保険証には記号/番号の記載があったかと思います。(片方のみの場合もあり)
医療機関等のオンライン資格確認の開始に伴い、枝番が追加されることとなりました。
令和3年3月頃より新しく発行された保険証には枝番という欄が追加され始めたようです。
既に目にしている先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
当会にも、レセプト(療養費支給申請書)にどのように記載すればよいか、確認の問い合わせが多くなっております。
レセプトに枝番の記載不要です
保険証に枝番が記載され始めた頃、いくつかの保険者へレセプトへの枝番の記載について問い合わせたところ、「現段階では記載不要」と回答を得ております。
また、「枝番の記載はしないように」と通知してきている保険者が来ております。
枝番を記載した事により、「枝番は記載しないでください」と返戻になった保険者も出てきております。
現状、未記載での返戻は生じておりませんので、レセプトには記載しないよう
当会では所属会員様にご案内しております。
枝番の落とし穴
そもそも保険証の表記として必ずしも、【記号○○番号○○枝番○○】と記載されているわけではありません。
厚労省からは二桁の数字としか通知が出ていない為、ある保険者では【記号○○番号○○-○○】と記載して保険証を発行しており、レセプトの番号欄に【○○-○○】と保険証の通りに記載し提出したところ、「-(ハイフン)以降は枝番なので記載しないでください」という内容で返戻がございました。
また、厚労省のHPで見本として上げている保険証の中にも、【記号○○番号○○ ○○】となっているものがありました。
二桁の数字に注意
非常に分かりにくくはなりますが、上記を踏まえると…
記号番号に-(ハイフン)が使われているのは基本的に国保なので、それ以外の協会/健保/共済等の番号末が【-○○(ハイフン+数字二桁)】となっている場合は枝番の可能性が高いです。
また、番号末に不自然に空白があり【 ○○(空白+数字二桁)】となっている場合も注意が必要かと思われます。
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